【留学前準備①】予防接種
留学にはビザ申請などの必要な手続きに加えて、準備すべき事が多くあります。今回はその中でも私が1番最初にした、予防接種についてご紹介します。
※ここに書くことは予防接種に関する情報の一部にすぎません。実際に受ける時には、ぜひ医療関係者に相談して下さい!
5つのワクチン
海外へ渡航する方に、外務省/厚生労働省は予防接種を勧めています。国ごとにワクチンの種類は異なりますが、中国では以下のワクチンが推奨されています。
これらは全て任意ですので、受けるも受けないも自由です。
では、5つのワクチンはそれぞれどのようなものなのか。"厚生労働省検疫所FORTH"のホー厶ページに記載されている内容を元にまとめてみました。
加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気。感染すると、発熱や倦怠感、吐き気などの症状が見られる。基本は安静にしていれば抗体ができて回復していくが、重症化すると1ヶ月以上の入院が必要な可能性もある。
接種回数は全部で3回。1回目から約2週間後に2回目、半年後に3回目を接種。
不衛生な医療器具の使用や性交渉などが原因となる。症状は倦怠感、嘔気嘔吐、腹痛など。原則として発症すれば入院、安静治療を要する。
接種は初回、1ヶ月後、6ヶ月後の3回が基本となる。
破傷風菌は土の中に存在し、傷口から体内に入ます。口や手足のしびれなどの症状が現れ、かかった場合死亡する確率が非常に高い病気。
日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることで感染する。死亡率が高く、後遺症を残すことも多い病気。
発症するとほぼ100%が死亡する病気。動物と接する可能性のある人、奥地・秘境などに行く人は危険性が高い。基本は3回接種。
これらは私個人がまとめたものですので、接種前にはぜひご自身で調べてください!
↓厚生労働省検疫所FORTH
費用と期間
5つのワクチン全て受けておけば安心ですよね。私も初めは全て受けようと思っていたのですが、想像以上に費用が高く、また時間が足りなかったので実は3つしか受けられていません…しかも破傷風と日本脳炎はすでに受けていたので、留学のために受けたのは1つだけです。
A型肝炎・B型肝炎・狂犬病のワクチンは保険適用外なので、1回1万円近くかかります。
肝炎に関しては3回全て受けるのに半年ほどかかります。現地にある外国人向けの病院で受けることもできますが、聞くところによると費用が高いとか…できれば日本で受けておくと良いでしょう。
接種を考えている方はぜひ早めに計画を立ててください。すでに受けているものもあるので母子手帳の確認を忘れずに!
すべて受けるべき?
本当に全部必要なのか、気になっている方は多いと思います。正直ワクチンを打たなくても気を付けていれば大丈夫だろうと私も思いました。
ただ、中国は非常に広大で地域によって衛生状態が違います。住む所が都市部でも、地方を訪れる予定のある人は慎重に検討すべきでしょう。
都市から出ないなら大丈夫というわけでもありません。迷ったら病院に行って相談するのが良いと思います。
トラベルクリニック
海外渡航者向けのワクチンは一般の病院には在庫が無い可能性もあります。
そこでオススメなのがトラベルクリニック。
海外渡航者への健康相談や予防接種をおこなっている病院です。英文の診断書、証明書の発行もしているで必要な方はご確認ください。
私も実際に行きましたが、どのワクチンにするか先生と相談してからの接種なので迷っている方でも大丈夫です。渡航先で気を付けることなどアドバイスも頂きました。ちなみにトラベルクリニックの場所は調べれば普通に出てきます!
最後に
今回は予防接種について紹介しました。推奨されるワクチンを全て受けるには、費用と時間を要します。私のようにギリギリ滑り込みなんてことにならないように、ぜひ計画的に進めてください。
そして最初にも書いた通り、これらは私個人の発信する情報です。さらに詳しく知りたい方は、直接病院などへご相談ください!